今こそ観光を!函館旅 ②旧相馬邸



雲行きのあやしい中、函館の豪商・旧相馬邸にいきました。
明治期に初代の相馬哲平が建てた和洋折衷のお屋敷です。
越後から函館にやってきて、地道に働きお金を貯めて、その後は米穀や海産物取り扱い、金貸し、と事業を展開していって、莫大な財を成した方だそうな。
初代哲平さんから4代目まで実際に住んでおられ、その後不動産業者が買い取り、一般に公開されるようになったそうです。


date76.jpg

お客さんは誰もいません。貸切じゃ~ん。
靴を脱いであがると、旅館の番頭さんのような紺のハッピを来たおばちゃんが一部屋ずつ案内してくれました。
おばちゃんはちょっと山村紅葉似。お肌が白くてきれいでした。
北国の女性って年齢に関係なく本当にお肌がきれいですよね。羨ましい~。

まずは小さな和室へ。
相馬家の家系図や関係資料、食器等が展示してありました。
おばちゃんが「この部屋にある家具や小物は実際に代々使用されていたものですよ」と説明してくれました。
こうした旧家や洋館は、一般公開するにあたって、部屋の雰囲気にあうような家具や小物をあとからプラスすることが多いので、それをちゃんと説明してくれるとこちらもわかりやすくて嬉しいです。


date117.jpg

薩摩焼のカップ&ソーサー。お客様の接待に使ったのでしょう。


date113.jpg

岡持ちのような形の木箱の上に杯がありました。
でね!その杯の前にある布袋が良いのですよ。
大事な塗りの器をしまう袋なんでしょうけど、そこにさらりと粋な絵が描かれているんですよ。


date116r.jpg

絵はちいさいのですが、イキイキとした顔をしているのがわかります。
髪型やら服やら、当時の風俗がわかるのっていいなぁ。


date114r.jpg

こっちは立ち姿。とにかく明るい表情がいい!


date81.jpg

続いて洋間。
ここでも一通り説明を聞いてから、写真撮影をしたのです。
ですが、急にカメラの動作がおかしくなりました。
むやみに触ってたら「ジジジジジジ」という嫌な音を立ててなんとか復活。
なんぞこれ?
「ひょっとして初代さんここに住んでる?」と思ったけど、私には霊感がないからわかりません(笑)
ここにアップした写真はお屋敷を一周してきてから、改めて撮ったものが多いです。
まぁでも、これはたまたまの珍事でしょう。


date87.jpg

びゅーりほーな天井のレリーフ。

date82.jpg

立派な洋風ドア。と思いきや、引き戸!和洋折衷やね。
戸の向こうは事務所・受付になってます。コードがちょろりと出てます(笑)


date86.jpg

きれいなクリスタルの引き手。
十枚くらい撮ったけど全部ピントが合いませんのよ(泣)


date123.jpg

ついでにもうひとつぞぞっとするものを。
豪華なテーブルセット(これはよそから持ってきた家具)です。
遠目にもなにかがびっちりと埋め込まれているのがわかると思います。
では拡大。


date124.jpg

ぎゃー、鳥肌!
うにゃうにゃしたものがびっちり!
これは胡桃の殻をスライスしたものを埋め込んでいるそうです。
テーブル自体は黒檀製。そりゃ高かろう。


date92.jpg

主座敷。
写真では床の間の左半分が見切れちゃってますが、とても横幅の広い造りになってます。
このお屋敷の1階は天井が非常に高く、そのために照明がだいぶ下の方にぶらさがっています。
部屋の大きさの割りに電球が小さいので、天井付近に照明をつけてしまうと光が下までしっかり届かないのでしょうね。
和室に洋風照明!イカすわ~。


date94.jpg

続きの和室。こちらもおなじ照明があります。
主座敷もこの和室も、商人にありがちな成金趣味ではありません。
初代は質素倹約をモットーにしていたので、建材は豪華でも見た目はシンプル。
畳の向こうに例の洋間が見えてます。


date97.jpg

庭。お屋敷の庭としては小さい方なんだそうです。
狭さを感じさせないよう、塀を低くし、向こうに見える海と山を借景としたそうです。
なるほど~。言われてみればずいぶん塀がひくいわ。
昔は背の高い建物がなかったからもっと眺めがよかったんだろうね。


date99.jpg

こちらは家族が普段生活していた和室。


date102.jpg

2階にあがってきました。
窓の外みたら雨ですよー。いやん。


date103.jpg

2階にはおばちゃんも上がってこなくて「ご自由にどうぞ」と言われました。
本当に私だけ。
これならつぶを連れてきて撮れたのでは?と思うと悔しいわ~。


date107.jpg

「あぁ、つぶちゃんごめんよ」と思いながら撮ってました(笑)

ほかに蔵もあってそちらにもアイヌ風俗の日本画などが展示してあり面白かったです。
全部を紹介しきれないので割愛。
なんだかんだで1時間以上、このお屋敷を見学してました。

相馬哲平さん、大変お邪魔しました~。



旅行記のつづきはこちらから →その③

コメントの投稿

非公開コメント

ぞ、ぞ~~!!

きゃぁー!!机のうにょうにょにぞぞ~~っときました(笑)

カイリさんが「あれ?あれ?」ってデジカメいじってる背後で、シースルーなおじいさんがニヤッとしてる構図を想像して笑っちゃいました。

函館はいいですねぇ~。和洋折衷なところとか、アイヌと松前藩と日本海経由の物流など、全部ここには要素が詰まってるように感じました。いいところを見学なさいましたねぇ~。

No title

☆たびぱぱさま
カメラの不具合は偶然だと思います。
が、あまりなタイミングでした(笑)
胡桃の埋め込み細工、ぞぞぞってするでしょ!

ブログには書いてませんが北方民族資料館にもいきまして、アイヌの美的感覚に惚れました。
くま送りなどの祭事に使う木のヘラ(イクパスイ)の力強い彫刻がとても素敵でした。
アイヌに焦点をあてて北海道を巡る旅もいつかしてみたいです。
静内に大きな博物館があるらしいですね~。
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

福山カイリ

Author:福山カイリ
人形、旅、ガラクタ骨董などについて書いてます。
ものを集める癖があります。
ほうれい線の気になるお年頃。
現在ユーリ沼と野島健児沼にドボンしてます。


~私の神様 美の師匠~
 ・谷内六郎
 ・内藤ルネ
 ・アンドレ・マルティ
 ・カイ・ニールセン
 ・中村明日美子 
 ・マリナ・アニシナ
 ・安寿ミラ


~所有する人形~

◆SD
 六郎(SD13少年旧28番)
 時雨(SD13少年16番)
 薫(SDスタンダードくん)
 景(教室Aヘッド)

◆ブライス
 アリー(フルパン)
 きなこ(スケデスペリ)
 ノンナ(ポンチョ)
 もも(アイラブ)
 沙沙(アジアン再)
 いちば(マルシェ再)

◆ベッツィー
 つぶ(2008ベーシック)
 メイ(一魚二魚)

◆リカ
 白蜜(タカラ製)
 黒蜜 (キャッスル製)
 楓 (キャッスル製)

◆バービー
 レディ・ババ
 (復刻sophisticated lady)

◆オビツろいど
 ヴィクトル
 勇利 

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
お友達サイト
QRコード
QRコード